浦口雅行

浦口雅行Masayuki Uraguchi

1964年~

青磁(瓷)は釉薬に含まれた僅かな鉄分が還元焼成によりイオン化し、微かな青緑色を呈したもので、この釉薬を厚く施すことではじめて深みのある青磁となります。 また器表面に走る貫入は、釉薬と素地の収縮率の差で発生したもので、作品により複雑で深みのある表情をつくりだします。またこれは時間とともにゆっくりと半永久的に増え続け、それはまるで成長を続ける命をもつもののようにみえます。