日本の伝統工芸品の魅力

CHARM OF JAPANESE TRADITIONAL CRAFTS

日々の暮らしに寄り添う日本の工芸品

日本の伝統工芸品は、織物、染色品、陶磁器、漆器、木工品などの業種に区分されており、現在、1000品目を超える工芸品があります。

これらは、いわゆる美術品、芸術品として展示・所蔵されるようなものがある一方で、日用品として使われるものも身の回りにあふれています。実用品でありながら、機能性や美しさを兼ね備えていて、私たちの暮らしを快適にするものであると同時に、目にしたとき、手に触れたとき、喜びや感動を与えてくれるものでもあるのです。


歴史や文化に育まれてきたモノたち

地域にある自然の素材を生かし、風土や人々の暮らしの中で育まれてきた日本の伝統工芸品は、今も当時の技術・技法を受け継ぎ作られています。日本らしい佇まい、デザインの美しさ、緻密さ、質の良さなどから、海外からも高く評価されています。

中でも100年以上の歴史をもち、「製造過程の主要部分が手作りである」、「伝統的技術または技法によって製造されている」、「伝統的に使用されてきた原材料である」などの条件を満たしたものは、経済産業大臣の指定を受けた「伝統的工芸品」と呼ばれています。2022年11月現在の登録数は全国で240品目。日々、日本各地でさまざまな伝統工芸品が作られています。

伝統的工芸品の
シンボルマーク

匠の技術と魂が支える日本のモノ作り

日本の伝統工芸品は、優れた技術をもつ職人=匠[Takumi]によって支えられています。彼らは、匠としての誇りをもって作品作りに真摯に向き合い、時に、その情熱や魂をサインや烙印に込め作品を完成させます。そして、自分が納得したものだけを世に送り出します。

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